県内・県外視察

島根県立中央病院を訪れて 2004.8月
f・net 女性の政策決定参画セミナー
教育民生常任委員会の県外視察について (2003.10月21日〜23日)
(1)誠之小学校(ユニバーサルデザイン設計)
(2)アイ・コラボレーション(障害者情報作業所)

教育民生常任委員会の県外視察について (10月21日〜23日)

今回の視察先 三重県:(バリアフリーのまちづくり)
              誠之小学校のユニバーサルデザイン設計
 
         滋賀県:(障害者福施策先進県にまなぶ)
              障害者作業所「アイ・コラボレーション」
              甲西町発達支援センター 

         大阪府:子どもの自立支援センター  


今回、この中から、ユニバーサルデザインの誠之小学校障害者情報作業所
「アイ・コラボレーション」をご紹介します。  

(1)誠之小学校
    (ユニバーサルデザイン設計)

T: 059 (255) 2074 F:059 (255) 1991 

 この小学校は将来の地域開放や障害児の受け入れを考慮して設計されていますが、その理念の底に流れているのは


子どもたちが暖かく、ゆったりとした自然素材の空間のなかで、学習活動のみならず休憩時間も楽しく創造的に過ごせる。他の学級や他の学年と、そして先生とのコミュニケーションを取りやすくする空間。」です。
  
玄関も吹き抜けで、木がたっぷり使ってあります。玄関の続きに広いホールがあり、ピアノが置いてあって、自由に使えます。あちこちに生徒たちが世話をする観葉植物が置いてあり、目にも心にも優しい環境です。
 
  エレベーター、トイレは障害者にもお年寄りにも嬉しい設計です。
 感動したのは各教室の黒板です。高さが調節でき車椅子の人でも、小さな子どもでも使えます。長、年高校で講師をしてきた私は、背が低くいので、黒板の上半分は手が届きにくくて、上半分はないのも同然でしたから、これには感動!!
 圧巻は広―い廊下、というよりホールに近い廊下です。休憩時間には体を動かして遊べますし、キャスター付きケースには本がならべてあり、すぐに手にとって読めます。

 
車椅子様のトイレも、普通のトイレもゆったりとしています。
  この様な環境では、子どもたちはゆったりと落ち着いて学校生活が楽しめると感じました。

(2)アイ・コラボレーション(障害者情報共同作業所)

 T:077-569-4777     Eメール:kusa
tu@i-collabo.com


  この作業所は障害のある方々が自発的に始められました。目標は障害者の働く場, 能力開発の場、社会参加の場、社会貢献の場であることです。理想は、好きなことをして、喜ばれ役に立つ、そして収入を得ることです。

  障害者の方が集まり半年間,ITの猛勉強をして、事業を立ち上げました。私ではとても太刀打ちできないほどの能力で、ベットに横になったまま、パソコンを駆使していらっしゃる姿には感動を覚えました。

 
事業内容は

 ・インターネットカフェ  パソコン教室 ・写真、ビデオのデジタル化やCD作成
 ・ホームページの依頼作成
などなどです。
実際にこの作業所で作成した障害者用の観光マップをご覧ください!


  また3級のホームヘルパーの資格を取る方もあって、福祉の分野でも活躍されています。その積極的な自助努力に惜しみない声援を送りたいと思いました。気持ちの晴れるような視察でした。